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バナー制作発注時に使えるチェックリスト

2025.9.18
バナー制作発注時に使えるチェックリスト

バナー制作を外部に発注する際、イメージ通りの成果物を得るためには、事前の確認項目を明確にすることが重要です。特にマーケティングや広告施策においては、制作物の品質が成果に直結するため、制作会社やデザイナーとの認識齟齬を防ぐための「チェックリスト」は欠かせません。本記事では、バナー制作を発注する前に必ず確認すべきポイントをカテゴリごとに整理し、PDFで出力・共有も可能なチェックリスト形式でご提供します。初めて外注する方から、制作経験のある担当者まで、再確認に活用できる実用的な内容となっています。

目次

発注前に確認すべきバナーの目的と要件

バナー制作の発注において最も重要なのが「目的」と「要件」を明確にすることです。ここが曖昧なまま制作に入ると、成果物の方向性がぶれ、手戻りが発生する原因になります。まずは基礎設計として押さえておくべきポイントを解説します。

広告配信の目的は何か

バナーの目的が「認知拡大」「クリック誘導」「CV獲得」など、何を達成したいのかによってデザインやコピーの方向性が大きく変わります。目的が曖昧だと訴求ポイントが定まらず、成果も期待できません。最初にこの点を明確にすることで、制作側の理解も深まります。

ターゲット属性を明文化する

年齢・性別・業種・役職など、ターゲットとする人物像を具体的に書き出すことで、視覚的な方向性や言葉遣いが自然と定まります。たとえばBtoBであれば専門的なトーンや信頼性を意識したデザインが求められるなど、ターゲットによって最適な表現が異なります。

想定する掲載媒体・サイズ

Googleディスプレイ広告、SNS、自社サイトなど、掲載先によって求められるサイズや雰囲気が異なります。媒体ごとのフォーマットに合致するサイズと仕様を最初から整理しておくことで、後から修正を繰り返す手間を減らせます。

スケジュールと納品形式の指定

納期や中間チェックのタイミング、データの納品形式(JPEG、PNG、AI、PSDなど)を事前に提示しておくことで、制作側との認識のズレを防ぎます。特にデザイナーにとっては、スケジュール感とデータ管理の方針が制作効率を左右します。

制作会社に伝えるべき具体的な情報

バナー制作を依頼する際、制作会社やデザイナーに伝える情報の質が成果物の品質を左右します。細かい情報共有を怠ると、意図しないデザインになるリスクが高まります。ここでは具体的に伝えるべき要素を整理します。

キャッチコピーと訴求メッセージ

訴求したい内容を一言で表す「キャッチコピー」はバナーの核となる要素です。曖昧な表現ではなく、成果に直結する表現を指定することが重要です。さらに、補足となるサブコピーやベネフィットの記載もあると、制作者の理解が深まります。

使用するロゴ・ブランドカラー

ブランドイメージを統一するために、自社ロゴやカラーコード(例:#005BACなど)を明示しましょう。ブランドガイドラインがあれば必ず共有し、フォントや余白ルールなども含めて認識を合わせることが理想です。

参考にしたいデザインの共有

希望するトーンや雰囲気を明示するために、参考となるバナーやWebページのURLを提示すると非常に有効です。言葉だけでは伝わりにくい感覚的な要素も、ビジュアルの例示によって精度高く共有できます。

バナー内で使用する写真やアイコン

素材の有無は制作時間にも大きく影響します。自社で準備する場合は画像を提供し、デザイナーに用意を依頼する場合はフリー素材の可否や希望ジャンルを伝えておくことが大切です。ビジュアル素材の方向性がずれると、全体の印象が変わってしまいます。

発注後〜納品までに確認すべきプロセス

発注して終わりではなく、納品までの間にどれだけ適切なコミュニケーションを取れるかが、満足度の高い制作物に直結します。進行管理のポイントを押さえて、トラブルを防ぎましょう。

ラフ案のレビューとフィードバック

最初に提出されるラフ案は、全体の方向性を決める重要なフェーズです。この段階での細かな修正や意図のすり合わせが完成度に直結します。色や構図、メッセージの伝わり方について、具体的かつ建設的なフィードバックを行いましょう。

修正依頼の回数と範囲の確認

多くの制作会社では修正回数に制限があります。発注前に「何回まで無料か」「どの程度の修正が可能か」を確認しておくことで、余計なコストやトラブルを防ぐことができます。内容ごとに優先順位をつけて依頼することも効果的です。

中間チェックのタイミング設定

バナー制作には複数のステップがあるため、中間での確認ポイントを事前に決めておくとスムーズです。初稿提出→修正案提出→最終提出といった流れを設け、都度確認を行うことで方向性のブレを最小限に抑えられます。

最終納品前のダブルチェック

納品されたデータに誤字脱字がないか、画像が粗くないか、クリック先のURLが間違っていないかなど、細部の最終チェックは必須です。チームでチェック体制を敷き、リスクを最小限に抑えましょう。

トラブルを防ぐための契約・著作権の確認事項

発注時の契約内容や著作権の取り扱いは、制作後の使用範囲や法的な問題に直結します。曖昧にしておくと、後々大きなトラブルを招く可能性があります。ここでは、事前に確認すべき法的ポイントを整理します。

制作物の著作権の帰属先

制作物の著作権が「発注者側」か「制作者側」かは、必ず契約時に明確にしておくべき項目です。商用利用や改変の可否が異なるため、発注後の運用方針にも大きく影響します。書面での取り決めをおすすめします。

素材の使用範囲とライセンス確認

写真やアイコンなどの使用素材が第三者提供のものである場合、ライセンス違反にならないか確認が必要です。特に有料ストック素材は再利用や加工が制限されているケースがあり、契約前に明確に確認しておきましょう。

再利用・改変の可否

納品されたバナーを今後リサイズしたり、内容を差し替えて再利用することがある場合、再利用や改変の許可が取れているかが重要です。必要に応じて、AIやPSDなど編集可能なデータの納品も依頼しておきましょう。

成果物の掲載許可(制作会社の実績)

一部の制作会社では、納品したバナーを実績として自社サイトに掲載する場合があります。情報開示の範囲に関する取り決めをしておくことで、クライアントの許可なく社名やプロジェクト情報が公開されるリスクを防げます。

バナー制作発注時に使えるチェックリストまとめ(PDF化推奨)

ここまで紹介した各項目を踏まえ、発注時に確認すべき要素を網羅的に整理したチェックリストを用意しました。プロジェクト開始前にこのリストをもとに確認・共有することで、ミスのない効率的な制作が可能になります。

目的・要件の定義チェック

・広告の目的(認知・クリック・CVなど)は明確か

目的・要件の定義チェック

・広告の目的(認知・クリック・CVなど)は明確か
・ターゲット属性が具体的に定義されているか

目的・要件の定義チェック

・広告の目的(認知・クリック・CVなど)は明確か
・ターゲット属性が具体的に定義されているか
・掲載媒体とサイズ要件が整理されているか

目的・要件の定義チェック

・広告の目的(認知・クリック・CVなど)は明確か
・ターゲット属性が具体的に定義されているか
・掲載媒体とサイズ要件が整理されているか
・納期・納品形式が指定されているか

情報提供・素材準備チェック

・キャッチコピーと訴求内容が用意されているか

情報提供・素材準備チェック

・キャッチコピーと訴求内容が用意されているか
・ロゴやブランドカラー情報を共有済みか

情報提供・素材準備チェック

・キャッチコピーと訴求内容が用意されているか
・ロゴやブランドカラー情報を共有済みか
・参考デザインやイメージが共有されているか

情報提供・素材準備チェック

・キャッチコピーと訴求内容が用意されているか
・ロゴやブランドカラー情報を共有済みか
・参考デザインやイメージが共有されているか
・使用写真やアイコン素材が準備されているか

進行管理・コミュニケーションチェック

・ラフ提出のタイミングが設定されているか

進行管理・コミュニケーションチェック

・ラフ提出のタイミングが設定されているか
・修正回数や対応範囲のルールが共有されているか

進行管理・コミュニケーションチェック

・ラフ提出のタイミングが設定されているか
・修正回数や対応範囲のルールが共有されているか
・中間チェックのタイミングが明確か

進行管理・コミュニケーションチェック

・ラフ提出のタイミングが設定されているか
・修正回数や対応範囲のルールが共有されているか
・中間チェックのタイミングが明確か
・最終納品前のWチェック体制が整備されているか

契約・著作権関連の確認項目

・著作権の帰属先が契約書に明記されているか

契約・著作権関連の確認項目

・著作権の帰属先が契約書に明記されているか
・使用素材のライセンスが確認されているか

契約・著作権関連の確認項目

・著作権の帰属先が契約書に明記されているか
・使用素材のライセンスが確認されているか
・再利用・改変の可否が確認されているか

契約・著作権関連の確認項目

・著作権の帰属先が契約書に明記されているか
・使用素材のライセンスが確認されているか
・再利用・改変の可否が確認されているか
・制作実績としての掲載可否が取り決められているか

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まとめ

バナー制作を外注する際には、確認すべきポイントが非常に多くありますが、それをチェックリスト形式で整理することで、スムーズな進行と高品質な成果物が得られます。この記事で紹介した内容をPDF化し、社内外で共有することで、制作プロジェクト全体の信頼性と効率性を大きく向上させることができます。

この記事を書いたライター
バナー制作に特化したデザイン会社(バナー制作実績)。累計では数千本のバナーデザインを手掛けております。Instagram・X(旧Twitter)・LINE・GDN・YDN・アフィリエイト等、広告用のバナー制作を幅広くご対応可能です。

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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

     
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