UL/CEマーキングの取得状況を伝える製品安全バナー
2026.1.14
製品の安全性と信頼性を証明する指標の一つが、ULやCEといった第三者認証の取得状況です。これらの認証は、国際的な規格に準拠していることを示すものであり、製品選定において重要な判断材料となります。特に海外取引やOEM供給を行う企業にとって、UL/CEマークの有無はビジネスの成否に直結する場合もあります。こうした認証情報をわかりやすく伝える手段として、製品安全バナーの活用が有効です。本記事では「UL/CEマーキングの取得状況を伝える製品安全バナー」の作り方をテーマに、掲載すべき情報の選び方、注意点、そして信頼感を高めるデザインのポイントについて詳しく解説します。
目次
製品安全バナーに必要な認証情報
製品のULやCEマーキングの取得状況を示すバナーでは、単にロゴを掲載するだけでは不十分です。ユーザーに対して認証の正確な範囲や対象製品を明示することで、誤認を防ぎ、信頼を獲得することが可能です。ここでは、安全バナーに盛り込むべき認証情報とその表現のポイントを解説します。
UL/CEマークの取得有無の明示
まず基本となるのは、UL認証済/CEマーキング済といったステータスを明確に記載することです。例:「UL認証取得済(UL番号:E123456)」「CEマーキング対応(EMC・LVD適合)」など、文言とともにロゴを適切に配置することで、視認性と信頼性が高まります。
対象製品とモデル番号の記載
認証が製品全体に及ぶのか、一部モデルに限るのかを製品型番レベルで明示することが重要です。例:「対象製品:ABC-100〜ABC-500」などの記載により、ユーザーの判断材料が明確になります。グループ化された製品にも注意して構成しましょう。
認証規格と試験内容の概要
CEの場合はEMC指令、LVD指令、RoHS指令など複数の適合要件があります。また、ULでもUL94(難燃性)やUL62368-1(情報機器)など試験項目が多岐に渡ります。バナー内では「EMC/LVD適合済」などの簡略表記にとどめ、詳細はリンク先に誘導する設計が効果的です。
認証機関・認証番号の記載
可能であれば、認証機関名と認証番号を小さく明記することで、正確性と真正性を示すことができます。例:「認証機関:UL Solutions/認証番号:E123456」など。リンクで認証証明書の閲覧ができると、ユーザーの信頼がより高まります。
バナーで信頼性と法令遵守を訴求するデザイン
UL・CEといった製品安全認証の情報は、単にアイコンとして見せるのではなく、その意味や背景を含めて正確に伝える必要があります。ここでは、視認性・信頼性・法令対応性を意識したバナー設計のポイントを詳しく解説します。
公式ロゴの正しい使用と配置
ULやCEマークの商標使用には厳格なガイドラインがあります。誤って改変したロゴや不適切な大きさでの表示は、法令違反になる可能性もあります。公式サイトから提供されているベクターデータを使い、規定サイズ・比率で表示することが大前提です。
法令順守を印象づける色設計
信頼性を感じさせる配色としては、ホワイト、ネイビー、グレー系が有効です。信号色や過剰に鮮やかな色は、堅実さを損なう可能性があるため控えましょう。特にヨーロッパ向けのCE表記では、落ち着いたブルーと白の組み合わせが推奨されます。
認証範囲を明確に区切るレイアウト
複数の製品が混在している場合は、「UL対応:ABC-100~200」「CE取得:DEF-300のみ」など、製品群ごとの認証範囲を分けて表示することが必要です。表形式またはリスト形式で整理し、閲覧者が混乱しないように構成することが信頼につながります。
技術資料や証明書への誘導導線
「CE適合証明書はこちら」「UL登録ページを見る」などの具体的なリンクボタンを設けることで、閲覧者の疑問や確認ニーズに応えることができます。PDFダウンロード、外部リンクのどちらでも、視覚的にわかりやすく導線を設計しましょう。
認証表示における誤認防止の注意点
ULやCEマークは国際的な信頼の証ですが、不適切な表示や説明不足によって、逆に法的トラブルやブランド失墜を招くリスクもあります。ここでは、製品安全バナーを作成するうえで気をつけるべき誤認防止の観点からの注意点を整理します。
「認証済」と「準拠」の違い
「UL準拠」と「UL認証取得済」は大きく異なります。準拠は自己宣言、認証は第三者機関の承認を意味します。この違いを曖昧にしたまま記載すると、顧客の誤解を招きかねません。バナー上でも正確な文言選びが求められます。
認証範囲と製品仕様の整合性
一部の構成部品のみが認証を取得している場合、それをあたかも製品全体が認証されているかのように見せることは誤認表示にあたります。製品のどの部分・機能に適用されているかを明確に記載し、不明瞭な表現は避けましょう。
旧規格・失効認証の使用禁止
すでに失効している認証番号や、廃止された旧規格の情報を掲載したままにしておくと、更新されていない情報として信頼性を損ねる恐れがあります。バナーは常に最新の認証情報と一致するよう定期的に確認・更新が必要です。
第三者機関名の無断使用禁止
ULやCEのロゴを使用する際、第三者認証機関の名称やロゴを無断で掲載することは許可されていない場合があります。利用条件を必ず確認し、許諾範囲内で表記を行うとともに、出典情報を明示するなどの配慮も求められます。
詳細情報への導線とサポート体制の構築
UL・CEマークなどの認証情報は専門性が高いため、バナーだけで全てを説明するのは困難です。そこで、詳細な仕様・試験内容・法的根拠について補足情報へと誘導する導線を設け、問い合わせにも迅速に対応できる体制を整えることが重要です。
認証書類のダウンロードリンク
「UL証明書PDFはこちら」「CE DoC(適合宣言書)を見る」など、正式な書類の閲覧・取得が可能なリンクを用意することで、製品選定・監査・調達の現場で活用しやすくなります。ユーザーに安心感を与える代表的な手段です。
製品別の取得状況一覧ページ
認証状況は製品ごとに異なるため、製品型番別に認証の有無や範囲を整理した取得状況の一覧ページを別途設け、「詳しくはこちら」などのリンクで誘導すると、誤認を防ぎやすくなります。比較検討時にも役立つ情報となります。
FAQやガイドページの整備
CE指令やUL規格についてよくある質問をまとめたFAQコンテンツや、認証解説ページへの誘導は、社内外からの問い合わせ削減にも貢献します。「なぜULが必要?」「CEマークの範囲とは?」といった基本的な疑問をカバーする構成が望ましいです。
問い合わせ窓口とサポート連携
「製品安全に関するご相談はこちら」「認証に関する技術的なご質問」などの問い合わせ導線と目的別の窓口を明記することで、スムーズな対応と信頼獲得に繋がります。チャットボットや専用メールフォームとの連携も有効です。
まとめ
ULやCEなどの製品安全認証は、品質と信頼性の証であり、グローバル市場での競争力を高める上でも欠かせません。バナーという限られたスペースの中で、取得状況・認証範囲・正式な根拠をわかりやすく正確に伝えることは、ユーザーに安心感を与え、製品選定における判断を支える大きな要素となります。誤認を防ぎつつ、必要な詳細情報への導線や問い合わせ体制を構築することで、単なる告知以上の価値を持つ安全バナーの役割が果たせるのです。
この記事を書いたライター

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※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ
調査期間:2020年8月7日~12日
調査方法:インターネット調査
調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名














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