バナー制作を外注する際の見積もりチェックリスト

見積もりの中心となるのがデザイン制作費です。ここにはデザイナーの工数・スキルレベル・修正対応の回数などが反映されます。単に「デザイン一式」と記載されている場合は不透明なケースが多いため、詳細を確認することが大切です。

使用する画像素材が無料なのか有料なのかで費用は大きく変わります。ストックフォト購入費や撮影費用が別途発生する場合もあるため、見積もり内訳に明示されているか確認しましょう。著作権の扱いについても要注意です。

バナーに載せるキャッチコピーや説明文を誰が用意するのかも重要です。依頼主が準備するのか、デザイナー側でライティングを行うのかによって費用が変動します。「テキスト支給か、ライティング込みか」を明確に確認することで、余計なコストを防げます。

完成後の納品データが画像ファイル（JPEG/PNG）のみか、編集可能なAI・PSDデータを含むのかで金額は異なります。特に「二次利用やサイズ変更が可能なデータが含まれているか」は必ず確認しておきましょう。後から追加費用が発生しやすいポイントです。

バナー制作では、デザイン修正が複数回発生するのが一般的です。見積もりに含まれる修正回数を確認し、超過した場合の追加料金を事前に把握しておくことが大切です。特に「1回まで無料」といった条件には注意が必要です。

短納期を希望する場合、追加費用が発生するケースが多くあります。例えば「通常5営業日納期を2日に短縮」などの依頼では、特急料金が20〜50％上乗せされることもあります。納期を調整できるかどうかでコストが大きく変動します。

同じデザインでも、Web広告用、SNS用、印刷用など複数サイズのバリエーションが必要になると追加料金が発生することがあります。見積もりの段階で「サイズ展開込みか」を確認しておきましょう。

制作したバナーを他のキャンペーンや媒体で流用する際に追加の使用料が発生する場合があります。契約内容によっては、用途を広げるたびに費用がかかることもあるため、見積もり時に利用範囲を明示しておくことが重要です。