バナーのアクセシビリティ|コントラスト比・文字の大きさ・色の使い方の基準と確かめ方
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バナーを多くの人に読んでもらうには、文字と背景の差(コントラスト)、文字の大きさ、色だけに頼らない伝え方の3つが大切です。弱視の人や色の見え方が違う人だけでなく、屋外でスマートフォンを見る人にとっても読みやすくなります。
この記事では、Webのアクセシビリティの国際基準WCAG 2.1の数字を、バナー制作でどう使うかを整理しました。あわせて、動くバナーの注意点とaltテキスト(代替テキスト)の書き方も紹介します。
この記事では、Webのアクセシビリティの国際基準WCAG 2.1の数字を、バナー制作でどう使うかを整理しました。あわせて、動くバナーの注意点とaltテキスト(代替テキスト)の書き方も紹介します。
目次
バナーで使うWCAG 2.1の基準
WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)は、W3Cが定めたWebのアクセシビリティの基準です。バナーは画像なので、そのまま当てはめる決まりではありませんが、次の項目は「読める・伝わる」を確かめる物差しになります。
出典:Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.1(W3C)
| 項目 | 基準(WCAG 2.1) |
|---|---|
| 文字のコントラスト | 背景との比が4.5:1以上。大きな文字は3:1以上(1.4.3) |
| ボタンや図形のコントラスト | まわりの色との比が3:1以上(1.4.11) |
| 色だけで伝えない | 色の違いだけで情報を区別しない(1.4.1) |
| 画像の代替テキスト | 画像にはその内容を伝えるテキストを用意する(1.1.1) |
| 動くもの | 自動で動き5秒より長く続くものは、止める手段を用意する(2.2.2) |
| 点滅 | 1秒間に3回より多く点滅しない(2.3.1) |
コントラスト比:文字は4.5:1を目安にする
コントラスト比は、明るい色と暗い色の差を1:1(差なし)から21:1(白と黒)で表した数字です。WCAGでは、文字と背景の比を4.5:1以上、大きな文字(18ポイント以上、太字なら14ポイント以上)は3:1以上としています(1.4.3)。
- 写真の上に文字を置くときは、文字の下に帯や影を敷くか、写真の明るさを落として差を出す
- 薄いグレーの文字、黄色地に白文字、赤地に黒文字などは差が出にくいので、比を測ってから使う
- 比はWebAIMのContrast Checkerなど、2色のカラーコードを入れると比を計算してくれるツールで測れる
文字の大きさ:縮小して表示される前提で決める
バナーは作った大きさのまま表示されるとは限りません。たとえば1000×1000ピクセルのバナーを、画面幅が360ピクセルのスマートフォンで横いっぱいに表示すると、文字は約0.36倍の大きさになります。
弊社では、1000×1000ピクセルで作る場合、いちばん小さい文字でも36ピクセルくらいを目安にしています。この大きさでも、上の例のスマートフォンでは約13ピクセルで表示されます。
弊社では、1000×1000ピクセルで作る場合、いちばん小さい文字でも36ピクセルくらいを目安にしています。この大きさでも、上の例のスマートフォンでは約13ピクセルで表示されます。
- 注意書きなどの小さい文字も、目安より小さくしない
- 細い明朝体や細いゴシック体は、小さい文字では太めのウエイトにする
- 作ったら、実際のスマートフォンで縮小した見え方を確かめる
色の使い方:色の違いだけで伝えない
先天的に色の見え方が違う人は、日本人の男性で約5%、女性で約0.2%とされています(出典:先天色覚異常ってなんですか?(日本眼科医会))。赤と緑、赤と黒などは、人によって見分けにくい組み合わせです。
- 「赤い文字の商品がセール対象」のように、色だけで区別しない。「SALE」などの文字やマークも添える
- 価格や割引の数字は、色に加えて大きさや太さで目立たせる
- 作ったバナーをグレースケール(白黒)にして、伝えたいことが読めるか確かめる
動くバナー:点滅と長いアニメーションを避ける
WCAGでは、1秒間に3回より多い点滅をしないこと(2.3.1)、自動で動き5秒より長く続くものには止める手段を用意すること(2.2.2)を求めています。広告の側でも、Google広告は画像の品質のポリシーで、点滅などの注意をそらす画像を認めていません(出典:画像の品質|Google 広告ポリシー ヘルプ)。
- アニメーションは短くし、最後のコマで伝えたいことが全部読めるようにする
- 速い点滅や強い光の明滅は使わない
altテキスト(代替テキスト)の書き方
自社サイトに貼るバナーには、画像の内容を伝えるaltテキストを付けます。画面を読み上げる機能を使う人は、altテキストでバナーの内容を知るためです(WCAG 1.1.1)。
広告として配信するバナーでは、altテキストの扱いは媒体ごとに異なるため、画像の中の文字を読みやすく作ることがいっそう大切になります。
| 書き方 | 例 |
|---|---|
| バナーに書いてある文字をそのまま書く | 秋の新作コート 最大30%オフ 10月31日まで |
| リンク先が分かるようにする | 資料ダウンロード:バナー制作の料金表 |
| 「バナー」「画像」だけにしない | (悪い例)バナー画像 |
入稿前のアクセシビリティの確認
- 文字と背景のコントラスト比が4.5:1以上(大きな文字は3:1以上)
- ボタンや図形とまわりの色の比が3:1以上
- 1000×1000ピクセルなら、いちばん小さい文字が36ピクセルくらい以上
- 色だけで区別している情報がない(白黒にしても伝わる)
- 点滅は1秒に3回以下、アニメーションは短い
- 自社サイトに貼るバナーにはaltテキストを付けた
この記事を書いたライター

※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ
調査期間:2020年8月7日~12日
調査方法:インターネット調査
調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名














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