バナー制作の仕様書テンプレ:抜け漏れをゼロにする記入例つき
2026.2.3
バナー制作の現場では、「完成したが、意図と違った」「要件を満たしていなかった」など、仕様の伝達ミスによるトラブルが頻発します。その原因の多くは、そもそもの指示フォーマット(仕様書)が不十分であることです。
本記事では「バナー 制作 仕様書 テンプレ」の検索意図に応え、抜け漏れを防ぎ、誰が見ても正しく伝わる仕様書の書き方と、すぐに使えるテンプレート、記入例つきで実践的に解説します。内製・外注を問わず、バナー制作のディレクション精度を底上げしたい方に最適な内容です。
本記事では「バナー 制作 仕様書 テンプレ」の検索意図に応え、抜け漏れを防ぎ、誰が見ても正しく伝わる仕様書の書き方と、すぐに使えるテンプレート、記入例つきで実践的に解説します。内製・外注を問わず、バナー制作のディレクション精度を底上げしたい方に最適な内容です。
目次
バナー仕様書の目的と重要性
仕様書は単なる依頼書ではなく、成果物の精度・納期・修正工数に直結する“設計図”です。成果に繋がるバナーを作るための第一歩として、仕様書の目的と役割を明確に理解することが重要です。
仕様書がないと起こる典型的なトラブル
「言った・言ってない」「この要素は含まれると思わなかった」など、認識ズレや伝達ミスによる手戻りは、ほとんどが仕様の未整理・未共有が原因です。制作指示が口頭ベースやチャットのみで進行されると、修正や再依頼が発生し、コストとスピードに悪影響を与えます。
誰が読んでも意図が伝わる設計図にする
バナー制作の仕様書は、制作者本人だけでなく、確認者・運用者・上長など複数人が見る前提で書く必要があります。背景情報・目的・媒体特性・ブランドルールまでを含め、第三者が読んでも判断できるレベルでの記述が求められます。
内製・外注を問わず仕様書は必須
社内制作チームであっても、案件ごとに明文化された仕様書があることで、属人化を防ぎ、品質を安定化できます。外注の場合は、契約的な意味でも「どこまでが依頼範囲か」の明確化が重要となり、後々のトラブル防止に直結します。
仕様書は“成果の基準”にもなる
「なぜこのデザインなのか」「訴求がズレているかどうか」の判断軸として、仕様書に明記された目的・ターゲット・KPIが根拠になります。レビューや承認時にも、感覚的な良し悪しではなく、仕様書を基準とした客観的な判断ができるようになります。
成果に直結する仕様書の必須項目
バナー制作において“これだけは絶対に記載すべき”という仕様項目があります。抜け漏れがあると修正の原因になりますので、ここではテンプレート化するための基本構成を詳しく解説します。
①媒体情報(入稿先・用途)
バナーの使い道により、サイズ・容量・比率・表現制限が異なります。LINE、Instagram、Yahoo!ディスプレイ広告、LP用など、媒体名と具体的な掲載箇所(ファーストビュー、記事下など)を明記しましょう。媒体規定に準拠しているかの判断にもなります。
②目的・ターゲット・KPI
訴求の軸を明確にするには、「誰に・何を・どうさせたいか」を仕様書に記載することが必要です。たとえば「女性20代向け/無料カウンセリング予約促進/CTR向上」など、目的を明文化することでデザインの方向性が安定します。
③必要要素(文言・画像・ロゴなど)
キャッチコピー、補足文、価格情報、CTA、ロゴなど、必須で入れるべき要素を箇条書きにして記載します。支給素材の有無(ファイル名)も書いておくと親切です。誤解や入れ忘れを防ぎ、制作側の確認工数を減らせます。
④表現のトーン・NG事項
ブランドカラー、フォント指定、トンマナ(ビジネス/ポップ/高級感など)も、主観に頼らず明文化します。また「医療用語NG」「キャンペーン強調不可」など、媒体審査で落ちやすい表現や社内ルールのNGも記載しておきましょう。
⑤納品形式・サイズ・容量
PNG/JPG/GIF、解像度(72dpi推奨など)、最大容量(150KB以内)など、入稿に必要な形式・数値情報を正確に記載します。サイズ違い(300×250、1200×628など)が複数ある場合は、一覧で提示する形式が便利です。
現場で使える仕様書テンプレート構成
仕様書の項目をすべて手入力テンプレート構成(基本フォーマット) すると毎回手間になります。ここでは実務で使いやすく、再利用しやすい「テンプレート形式」での構成と記入例を紹介します。
テンプレート構成(基本フォーマット)
以下のようなGoogleドキュメントやExcelでのテンプレート構成が汎用性が高くおすすめです。
1. 案件名/バナーNo
2. 使用媒体・掲載面
3. サイズ・比率・容量条件
4. 制作目的/ターゲット
5. 訴求内容・KPI
6. 必須要素(テキスト・画像)
7. トンマナ/ブランド指定ルール
8. 表現上のNG・注意点
9. 納品形式・締切・担当者名
※チェックボックスや選択形式にすると時短化できます。
1. 案件名/バナーNo
2. 使用媒体・掲載面
3. サイズ・比率・容量条件
4. 制作目的/ターゲット
5. 訴求内容・KPI
6. 必須要素(テキスト・画像)
7. トンマナ/ブランド指定ルール
8. 表現上のNG・注意点
9. 納品形式・締切・担当者名
※チェックボックスや選択形式にすると時短化できます。
実際の記入例(広告バナー想定)
以下はInstagram広告バナーを想定した仕様書記入例です。
- 媒体:Instagramフィード広告
- サイズ:1080×1080px(正方形)
- 目的:無料体験レッスンの登録促進
- ターゲット:20〜30代の未経験女性
- キャッチコピー:「今だけ、0円で始めるデザイン講座」
- 要素:ロゴ/価格/CTA「無料で体験する」
- トンマナ:ポップ/明るめカラー/女性寄りフォント
- NG:過剰な誇張表現・医療的言及
- 納品:JPG、72dpi、150KB以内、2サイズ分
- 媒体:Instagramフィード広告
- サイズ:1080×1080px(正方形)
- 目的:無料体験レッスンの登録促進
- ターゲット:20〜30代の未経験女性
- キャッチコピー:「今だけ、0円で始めるデザイン講座」
- 要素:ロゴ/価格/CTA「無料で体験する」
- トンマナ:ポップ/明るめカラー/女性寄りフォント
- NG:過剰な誇張表現・医療的言及
- 納品:JPG、72dpi、150KB以内、2サイズ分
媒体ごとの仕様プリセットを用意
よく使う媒体(LINE、Facebook、Yahoo!DSPなど)に関しては、あらかじめ仕様が記載されたテンプレートを別で用意しておくと、毎回の調査や記述の手間が省けます。入稿規定の変更も都度反映するようにしましょう。
外注用/内製用で書き分ける工夫
外注先向けには目的・成果条件・納品要件を明確に、内製チームには構成の意図やフィードバック欄を充実させた形で、用途に合わせて書式を分けると便利です。プロジェクトに応じた仕様書テンプレがあると進行が安定します。
仕様書を活かした制作・改善フロー構築
せっかく作った仕様書も、ただ共有するだけでは十分に機能しません。制作過程・修正対応・レビューなど、全工程に活かすことで、ミスの少ない再現性のある制作体制が完成します。
制作開始前に仕様書レビューを入れる
制作前に仕様書をチームメンバー(デザイナー・運用者など)とレビューする時間を確保することで、解釈の違いや未記載項目を事前に発見できます。共有だけでなく「確認したかどうか」も仕組みにすることが重要です。
修正指示・追加依頼の判断軸に活用
制作後のチェックで指摘を出す際も、仕様書に記載された目的やトンマナに照らし合わせて判断することで、主観や感覚に頼らない指示が可能になります。「イメージと違う」ではなく、「仕様とズレているから修正」が通じる状態を作ります。
成果レビュー時に仕様と結果を照合
配信結果が出た後、成果(CTR・CVR)と仕様の内容を照らし合わせるレビューを行うと、成功・失敗のパターンが蓄積できます。仕様書を分析対象に含めることで、ナレッジとしての価値が高まります。
社内ナレッジとして仕様書を蓄積
過去案件の仕様書をテンプレ付きで残しておくことで、次回以降の新規案件でも参照・再利用が可能になります。特に同じ媒体・同じ訴求で繰り返す場合は、以前の仕様書をベースに微調整するだけで制作が効率化されます。
まとめ
バナー制作における仕様書は、認識のズレを防ぎ、品質とスピードを両立するための最重要ドキュメントです。目的・媒体・訴求・トンマナなどを明確に言語化し、テンプレート化することで、属人化を防ぎつつ再現性のある制作体制が構築できます。仕様書は一度作れば終わりではなく、制作・修正・振り返りすべてに活用していく“資産”として活用することが、プロジェクト成功の鍵となります。
この記事を書いたライター

バナー制作に特化したデザイン会社(バナー制作実績)。累計では数千本のバナーデザインを手掛けております。Instagram・X(旧Twitter)・LINE・GDN・YDN・アフィリエイト等、広告用のバナー制作を幅広くご対応可能です。
※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ
調査期間:2020年8月7日~12日
調査方法:インターネット調査
調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名














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