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PNG/JPGどっち問題に終止符:劣化・容量・透過・媒体要件の判断フロー

2026.2.3
PNG/JPGどっち問題に終止符:劣化・容量・透過・媒体要件の判断フロー
バナー制作において、最終的な「書き出し形式」の選択は見落とされがちな工程ですが、実は成果に直結する重要なポイントです。「PNGが綺麗?」「JPGが軽い?」といった曖昧な理解のまま書き出してしまうと、画質劣化や表示崩れ、読み込み遅延などを引き起こしかねません。

本記事では、「バナー 書き出し 設定 PNG JPG」をキーワードに、用途や環境に応じた最適なファイル形式の判断基準を徹底解説します。圧縮方式、透過対応、ファイルサイズ、表示環境、媒体ルールなど、プロが実務で採用する判断フローと設定ノウハウを公開。迷わず使い分けるための“答え”がここにあります。

目次

PNGとJPGの構造的な違いを理解する

 まずはファイル形式としてのPNGとJPGの違いを正確に理解しておくことが、最適な書き出し判断の前提となります。それぞれの技術仕様が、用途にどう影響するかを整理しましょう。

JPGは“非可逆圧縮”形式

 JPG(JPEG)は、**画像の一部情報を捨てて容量を軽くする「非可逆圧縮」形式**です。フルカラーの写真などに向いており、非常に小さいファイルサイズで保存できますが、繰り返し保存すると劣化が蓄積されます。グラデーションや複雑な写真表現を使うバナーに最適ですが、細部の文字やロゴには不向きです。

PNGは“可逆圧縮”で高画質保持

 一方PNGは**画像情報を保持したまま圧縮する「可逆圧縮」形式**です。画質が劣化せず、細部まで忠実に表現されるため、ロゴ・アイコン・文字メインのバナーで強みを発揮します。また、色数に応じてPNG-8、PNG-24など複数の形式があり、後者はフルカラー対応+透過が可能です。

透過対応の有無

 PNGの最大の特徴のひとつは、**「背景透過」が可能であること**です。バナーをWebページに重ねて配置したい場合や、複雑な背景の上に表示したい場合は、PNGで透過保存する必要があります。一方JPGは背景透過に対応しておらず、必ず“塗りつぶされた背景”が含まれます。

色情報と階調表現の違い

 JPGは24bitフルカラー対応ですが、**ノイズや輪郭のにじみが発生しやすい**という弱点があります。特に細かいグラデーションがある場合は、保存設定によってバンディング(色の帯)が起きることも。一方、PNGは**くっきりした輪郭とシャープなライン表現に優れ**、UI部品や図形系バナーに適しています。

使用目的別の最適ファイル形式

 バナーの用途によって、JPGとPNGのどちらが適しているかは異なります。ここでは具体的な利用シーン別に、最適な書き出し形式を明示します。

写真中心のバナーはJPG

 料理、人物、風景などの**写真がメインのビジュアルバナーではJPGがベストチョイス**です。自然な階調と色彩を維持しつつ、ファイルサイズを小さく抑えられるため、読み込み速度が求められるWeb広告に適しています。ただし、高画質を保つには「画質80%以上」の保存設定が推奨されます。

文字・ロゴ中心はPNG

 テキストやロゴの可読性が重視されるバナーでは、**PNG形式のシャープな表現が有利**です。非圧縮に近い保存ができるため、細部の輪郭が潰れず、ピクセル単位の調整も可能です。UIバナー、LP上のファーストビュー、企業ロゴバナーなどで多く使われています。

透過が必要な場合は必ずPNG

 背景を透過して使用するバナー(Webページの上に重ねるタイプなど)は、**透過情報を持つPNG-24が唯一の選択肢**です。JPGには透過機能がないため、同じ見た目でも必ず白や黒の背景が入ってしまいます。透過PNGは透明度を含めた表現が可能で、デザインの自由度が大きく広がります。

SNS用画像はJPGが軽くて速い

 SNS広告や投稿バナーでは、**通信環境・表示速度の観点から軽量なJPGが好まれる**傾向があります。Facebook広告やInstagramフィード用の画像はJPGを基準にしつつ、劣化が気になる場合のみPNGに切り替える判断が現実的です。読み込み速度と画質のバランスが重要になります。

Web媒体ごとの推奨フォーマットと注意点

 掲載先の媒体やプラットフォームによって、推奨されるファイル形式や仕様が異なります。ここでは主要なWeb媒体におけるバナー書き出しのルールと実務的な注意点を紹介します。

Google広告(GDN)はJPGまたはPNG

 Googleディスプレイ広告では、**JPGまたはPNG形式がサポート対象**となっています。ただし、JPGのほうがファイルサイズの制限(最大150KB)を満たしやすく、読み込みも速いため実用性が高いです。画像劣化に気を付けながら、画質と容量のバランス調整が求められます。

Facebook/Instagram広告はJPG推奨

 Meta系プラットフォームでは、**公式にJPGが推奨形式**として指定されています。スマホ環境の読み込み速度を重視し、ファイルサイズの圧縮も効果的です。なお、背景透過は不要なためPNGを使うメリットは少なく、重くなりがちなPNGは避けるのが無難です。

Webページに埋め込む装飾バナーはPNG

 自社LPやECサイトに**装飾的に重ねて使うタイプのバナー(背景透過・角丸など)**は、PNG形式での書き出しが適しています。特に、グラデーション背景やCSSとの組み合わせで自由度を高めたい場合、透過PNGが効果的に機能します。

メールマガジンはJPG安定運用

 メルマガに埋め込むバナー画像では、**JPGがもっとも広い互換性を持つ形式**です。メールクライアントやブラウザによってはPNGの透過が崩れることがあるため、メルマガでは非透過のJPGを使用するのが安全策となります。高解像度表示も視野に入れ、画質80〜90%を目安に保存しましょう。

書き出し設定の最適解とミスを防ぐコツ

 同じJPG・PNGでも、書き出し時の設定によって画質や容量は大きく変動します。ここでは、形式別の具体的な書き出し設定と、ミスを防ぐためのチェックポイントを紹介します。

JPGの書き出し設定(Photoshop)

 PhotoshopでJPGを書き出す際は、**「書き出し形式」または「Web用に保存」機能を使用し、画質80%以上を基準に設定**します。低画質設定(50%以下)はノイズやブロック状の劣化が顕著になるため避けましょう。また、メタ情報を削除(メタデータ:なし)にして、容量をさらに圧縮できます。

PNGの書き出し設定(透過あり/なし)

 透過PNGが必要な場合は、**PNG-24形式を必ず選択**してください。PNG-8は色数が制限され、透過対応も簡易的です。非透過PNGを使う場合も、背景を塗りつぶすなどの処理をしてから書き出すようにしましょう。誤って透過のまま出力すると、意図しない表示がされることがあります。

ファイルサイズの圧縮テクニック

 PNGは高画質のまま保存されるため、**TinyPNGやSquooshなどのWeb圧縮ツールを使って軽量化**するのが実務では一般的です。JPGも同様に圧縮可能で、品質を保ったまま30~70%程度の容量削減が見込めます。広告運用やモバイル配信では必須の作業です。

書き出し後の確認チェックリスト

 書き出し後は、**ブラウザ上・スマホ表示・背景色との組み合わせなど実際の使用環境で表示テスト**を行いましょう。特に透過PNGは背景との相性次第で読みにくくなる場合があります。さらに、ファイル名の英数字統一やリネーム規則の徹底も、媒体入稿時のエラーを防ぐコツです。
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まとめ

PNGとJPGは、それぞれ強みと用途が明確に異なるファイル形式です。写真・軽さ重視ならJPG、文字や透過・精密さ重視ならPNGが基本判断となります。媒体の仕様やデザイン目的を踏まえ、形式だけでなく書き出し設定まで正しく使い分けることで、バナーの表示品質と成果が大きく変わります。迷ったときは「目的ベースの判断フロー」で最適解を選びましょう。
この記事を書いたライター
バナー制作に特化したデザイン会社(バナー制作実績)。累計では数千本のバナーデザインを手掛けております。Instagram・X(旧Twitter)・LINE・GDN・YDN・アフィリエイト等、広告用のバナー制作を幅広くご対応可能です。

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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

     
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